各地のグループ

フォトボイス・プロジェクトには福島県、宮城県、岩手県と、東京で、合わせて8グループ、およそ50名の女性たちがフォトボイス・グループのメンバーとして参加しています。

福島県宮城県岩手県首都圏
NEW!!  2015年8月4日更新 各地のグループ内のフォトボイス・メンバーのプロフィールを更新しました。

撮った写真を持ち寄り、継続的にフォトボイス・ミーティングに参加し、自分たちの経験や考え、思いを共有しています。震災で失ったたくさんの人やもの、場所について、自分の経験や気持ちを写真を通して伝え、他のメンバーの話を聞くなかで、相互交流が生まれました。自分たちの経験が持つ意味を考えるきっかけにもなり、地域や社会の課題や問題を共に考える場にもなっています。話し合いを重ねる中で、メンバーは、伝えたいことを整理し、文章にまとめ、「声」(メッセージ)を作ってきました。

PVPmeeting

最近、各地のグループのメンバー有志は、より主体的にグループの運営に関ったり、ミーティングのファシリテーションをしていきたいと、継続的に研修に参加しています。 さらに、展示・報告会(集い)を企画したり、他の地域でグループをつくり運営するなどの動きがあります。

日本各地で開催してきました展示会・報告会(集い)でも、フォトボイス・グループのメンバーは活躍しています。展示会では、来場者に写真や声の意図や現在の状況などについて説明したり、意見交換を行っています。報告会(集い)では、個々のメンバーが、被災した経験や、写真を撮った意図や背景、心情を語ったり、地域や社会の課題を指摘したり、対応・解決への提案をしたりしてきました。

フォトボイスという手法は、声をあげにくい人々が、地域や社会問題・課題を掘り起こし、共有したり、発信したりする方法として多用されています。この手法のさまざまな効用はこちらをご参照ください。

フォトボイス・プロジェクトは、各地のフォトボイス・グループを継続していくと同時に、必要に応じて新グループの形成や運営もサポートしていきます。フォトボイス・グループへの参加やグループをつくることなどに関心のある方は、こちらへご連絡ください。