【記録】【活動紹介】東大阪市立男女共同参画センター「イコーラム」で「フォトボイス展」が開催されました

東大阪市立男女共同参画センターで「フォトボイス展」が開催されました。

 

東大阪市立男女共同参画センター「イコーラム」の、平成27年度男女共同参画週間・記念のつどい「個性輝く素敵な社会~夢がふくらむ未来へ!~」におけるギャラリー展示で、「フォトボイス展」(東日本大震災で被災した女性たちが撮影した写真と声(メッセージ))-20セット-が開催されました。(主催 同センター)

 

※本展示開催のご案内はこちらをご覧ください※

 

 

 

展示風景

展示風景

 

6月20日(土)~7月4日(土)の会期中(月曜休館)、およそ300人の来場者がありました。

 

 

寄せられた感想から、次の2つを紹介します:

涙が出る思いをしました。
被災された方々が、一日も早く元気にもとの生活ができるように願っています。
阪神大震災、東北の震災と二つの被災を見たものとして、深い思いがあります。
火山も日本中で爆発しています。
世界が平和でありますように。
パンの写真とヴォイス*がまるで戦争中の話を聞いているようだった。
涙が出そうになるのを我慢した。
津波と地震と原発による苦しみを繰り返さないために、今できることは何だろうと考えた。
私たちは、このことを風化させてはならない。
*感想のなかで触れられています「パンの写真とヴォイス」は「命をつないだ食パン」というタイトルで、アーカイブ化されています。国立女性教育会館(NWEC)災害復興支援女性アーカイブからご覧いただけます。

関西での開催であることから、阪神・淡路大震災に言及する感想や、具体的なフォトボイス名をあげて、どのように感じたかを表現している感想もあります。

このような感想は、フォトボイス・メンバーの励みにもなりますし、プロジェクトとしての活動の今後を考える際のヒントにもなります。これから、できるだけ来場者や参加者の方の感想なども掲載していく予定です。

 

今回のフォトボイス展は本プロジェクトの活動内容としては「貸出展示」になります。
貸出展示の詳細に関しては、photovoicejapan@gmail.comまでご連絡ください。

【情報】【活動紹介】フォトボイス集『私たちのフォトボイス』内容紹介のページを作りました

みなさま

今日は暑い日でした。

今年3月に刊行しましたフォトボイス集(写真集)『撮る、語り合う、発信する 私たちのフォトボイス:3.11、現在(いま)、そして・・・』内容紹介のページをつくりましたので、お知らせします。

第1回目は「表紙のはなし」です。

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この表紙は、宮城県仙台市のフォトボイス・メンバーであるM. SATOさんの手によるものです。

ふ わりとした風合いのカーテンがかかり鮮やかな花が咲き乱れる窓辺から、幾枚もの写真が重なり合いながら空へと昇って行く様が描かれています。背景に配置さ れた、柔らかく色づけられた海と山と街は、三陸のリアス式海岸沿いの風景を思わせます。よく見ると、空へと向かう写真には、フォトボイス・メンバーによっ て撮影された光景が描かれています。

今回、改めてM. SATOさんが表紙に込めた思いをお聞きしました。表紙だけを見ると、少し分かりづらいのですが、ここに描かれているのは、窓辺からの風景です。「窓辺であることの意味」に始まって、フォトボイス・プロジェクトとの関わり3年半の時間の蓄積がこの構図に現れていること、そして、M. SATOさんの日常を垣間見ることができるような内容になっています。

ぜひご一読ください。

 

☆☆フォトボイス集の購入・お問い合わせはこちらへお願いします☆☆

 

 

【情報】アーカイブ化されたフォトボイスのリストのページを作りました

本HPに国立女性教育会館(NWEC)災害復興支援女性アーカイブと国立国会図書館の東日本大震災アーカイブひなぎくから検索できるようにアーカイブ化されたフォトボイスのリストのためのページを作りました。関連して、「活動内容」の「アーカイブ・写真集制作」のページも更新しました。

新しくアーカイブ化されたフォトボイスも、随時リストに追加していく予定です。
リストページも、是非ご活用ください!

【情報】NWEC災害復興支援女性アーカイブトップURL変更に伴うお知らせ

国立国会図書館東日本大震災アーカイブひなぎくからの検索再開は7月13日(月)未明からになります

先日も、当HPなどでお知らせしました、フォトボイスのアーカイブ検索ですが、現在、NWEC災害復興支援女性アーカイブのURL変更に伴いまして、国立国会図書館東日本大震災アーカイブひなぎくからの検索はできない状態です。NWEC災害復興支援女性アーカイブからの検索は可能ですので、フォトボイスの検索は、こちらをご活用ください。

詳細は、ひなぎくのHPからご確認ください。

 

 

【活動紹介】アーカイブのご紹介

今日は、アーカイブ化されているフォトボイス(写真と声)について紹介します。
3月にも国立女性教育会館国立国会図書館のアーカイブからフォトボイスが検索できるようになったことをお知らせしました

現在は、30セット強のフォトボイスをネット上で見ることができます。
アーカイブは世界中からアクセスできることが、1つ大きな特徴です。
フォトボイスはアーカイブ化されることで、被災地の女性の声を世界に直接届けることができるようになりました。

例えば日英仏で読むことができる2012年に福島県川内村で撮影された「近くて遠い我が家」は、日英仏のボイスを添えて、次のような形式で一枚のpdfファイルになっています。

 

近くて遠い我が家160701

近くて遠い我が家

アーカイブでは、撮影者、撮影地、撮影年や、さまざまなキーワード(「海」や「避難」など細かく設定しています)を組み合わせてフォトボイスの検索ができます。東日本大震災の当事者としての経験、その後の避難、復興過程に関する貴重な記録・発信の蓄積となっています。

すでに検索できる下記リストの30セット強は、すべてに英語訳が、9セットに仏語訳がついています。今後も、英仏語訳ができているセットから随時アーカイブ化していく予定です。新しいセットがアップロードされましたら、本HP等でお知らせしていきます。

撮影地 タイトル 撮影年 言語
福島 ネコの孤独 2011 日英仏
かたよった食事 2011 日英
太陽光発電 2011 日英
希望? 2011 日英仏
道路わきの危険物 2012 日英仏
無残な実り 2012 日英仏
母子 2012 日英仏
近くて遠いわが家 2012 日英仏
哀しい我が家 2012 日英仏
暮らしの場にある除染廃棄物の袋 2013 日英
未来 2013 日英
災害対策本部のおにぎり 2013 日英仏
宮城 高くて気づかない 2011 日英
命をつないだ食パン 2011 日英
しぶとく、何度でも 2011 日英仏
優先順位が違う 2011 日英
放射能が心配で・・ 2011 日英
地震直後、余震続く中で 2011 日英
重い荷物 2011 日英仏
桜咲く 2012 日英
我が家の非常物資。1年だっても、まだ片付けられない 2012 日英
いつまで続く仮設生活 2013 日英
時計の落とし物 2013 日英
新しい居住地 2013 日英
大事な煙 2013 日英
岩手 おぐまんさま(熊野神社) 2011 日英
花いっぱい 2011 日英
津波に越えられた波高観測所 2012 日英
防潮堤のガラス窓から見える風景 2013 日英
鮭のつかみ取り 2013 日英
東京 不安と怒り 2011 日英
「東京里帰りプロジェクト」に支援され、出産しながら避難生活 2012 日英仏
美味しいクリスマス 2014 日英