【情報】フォトボイス展&集い@新潟市(2015年10月9日~18日)開催のお知らせ

新潟市にて、「PhotoVoice 東日本大震災~女性たちが撮る・語り合う・発信する~」が開催されますのでお知らせします。

フォトボイスチラシ決定版0909

チラシのPDFファイルはこちらからダウンロードしてください。

今回のフォトボイス展&集いは、北陸地方では初の開催になります。
会場となる 旧小澤家邸宅は、明治時代に成長した豪商の邸宅で、茶の間と廊下を利用してパネルを展示しますので、今までとは少し異なった趣の展示となりそうです。周囲にも、歴史的町並みが残っているようです。
また、集いでは、東京に避難している撮影者の方が参加します。
みなさまどうぞ足をお運びください。

下記、イベント概要です=================

〇フォトボイス パネル展示
会  期 2015年10月 9日(金)~10月18日(日)
※休館日 :10月13日(火)

〇撮影者を囲む集い
東京に避難している撮影者が写真について語ると共に、会場の皆さんとともに避難の状況などについて話しあいます。
2015年10月12日(月)  午後1時30分~3時30分
定員 40名 お電話で申し込みください。(参加は無料です)

会  場 新潟市文化財旧小澤家住宅 http://www.nchm.jp/ozawake/
新潟市中央区上大川前通12番町2733番地
TEL:025-222-0300
入館料 一般200円
開館時間 午前9時30分~午後5時

主  催  旧小澤家活用実行委員会
共  催  NPO法人フォトボイス・プロジエクトhttp://photovoice.jp/
協  力  北前船の時代館 新潟市文化財旧小澤家住宅
後  援  新潟市
問い合わせ/申し込み TEL:025-228-6766(新潟米油販売株式会社)

 

【情報】【活動紹介】日本コミュニティ心理学会の学会誌に「東日本大震災後のコミュニティーエンパワメント」シンポジウムのまとめが掲載されました

コミュニティ心理学研究19巻1号(2015)「東日本大震災後のコミュニティーエンパワメント」シンポジウムのまとめが掲載されましたので、お知らせします。

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昨年、2014年6月7~8日に立命館大学で開催されました日本コミュニティ心理学会の年次大会のシンポジウム「東日本大震災後のコミュニティーエンパワメント」において、当プロジェクト共同代表の吉浜美恵子がシンポジストして登壇しました。(※6月6日(金)には、プレ・ワークショップを実施しました。)

→お知らせの詳細はこちら

今回掲載された文章は、シンポジウムでの口頭報告を基にしたもので、「被災した女性たちのフォトボイス:AAA、GGGそしてCCC」として、これまでのフォトボイスの活動についてその内容を紹介しています。特に、参加型アクションリサーチとして、さらに、災害やその他の社会問題における発言力の弱い立場の人々への社会・心理的な支援としてのフォトボイスの可能性や効用について考察しています。

ここでの「AAA、GGG、CCC」とは次のような枠組みです。

●AAA:「アート Art (写真)を使ったコミュニティのアセスメント Assessment をアクション Actionにつなげる」

●GGG:「グループ Group で話すことがグリーフ Grief ケアとなり、グリーフからの回復にとどまらず、さらなる成長 Growthにつながる」

●CCC:「個人的な行為ではなく、協働、つまりコレクティブ Collective なクリティカル・コンシャスネス Critical Counsciousnessが促進される」

当プロジェクトで実践してきた「フォトボイス」という手法に関して、学術的な形でその過程と成果が説明されています。

関心のある方は、ぜひご一読ください。

シンポジウムでは、フォトボイスの活動の過程で作られていった個々のフォトボイスを多く投影ながら、「AAA、GGG、CCC」の枠組みから検討しています。それらのフォトボイスは一部下記リンクからもご覧いただけます。

「かたよった食事」(撮影者:全田、福島県郡山市内避難所、2011 年 6 月)

「命をつないだ食パン」(撮影者:うさぎ、宮城県、2012年12月)

・「街がごみ置き場になってしまった」(撮影者:Tamami、宮城県牡鹿郡女川町、2011年7月)

「これで補修完了?」(撮影者:Takahashi、宮城県仙台市、2011年7月)

「無残な実り」(撮影者:全田、福島県郡山市内、2012 年 1 月)

「かわいそうなキュウリ」(撮影者:全田、福島県郡山市、2011 年7 月)

「小学校の運動会」(撮影者:全田、福島県郡山市、2012 年6 月)

「哀しい我が家」(撮影者:横田、福島県富岡町、2012 年 6 月)

・「開けられない冷蔵庫」(撮影者:佐久間、福島県富岡町、2012年3月)

「ネコの孤独」(撮影者:吉田、福島県郡山市、2011 年 6 月)

・「灰色の空と傾くビッグパレット」(撮影者:吉田、福島県郡山市、2011年6月)

・「復興はまだ」(撮影者:吉田、福島県いわき市岩間、2012年1月)

「鎮魂の浜」(撮影者:吉田、福島県いわき市岩間、2012 年1 月)

「やりきれない思い」(撮影者:M. SATO、宮城県牡鹿郡女川町、2012年1月)

「防潮堤のガラス窓から見える風景」(撮影者:良子、岩手県宮古市藤原、2013年11月)

「私のシェルター」(撮影者:girasol、宮城県仙台市内、2011年6月)