
水は、生物の生存に不可欠であり、生活用水に加えて工業用水、農業用水、発電用水など社会経済システムを支える重要な社会資源である。ゆえに、持続可能な社会には水資源へのアクセスが不可欠である。
日本における水道普及率は98%以上であるが、「インフラの老朽化、耐震化の遅れなどの課題がある」と、政府は国連に提出した「自発的国家レビュー」(SDGsの達成状況に関するレポート)で述べている。同レポートは、「全国で3,152(全体の16%)の浄水場が浸水想定地域にあり、うち2,552施設に浸水災害対策が講じられていないなど、水の安定供給のための気候変動対応が不十分である」とも指摘していた。2024年1月の能登半島地震では、これらの指摘が現実のものとなってしまった。
福島第一原発での事故による汚染水の処理も深刻な課題である。ベルテルスマン財団・SDSN*による「持続可能な開発報告書2024」は、前年同様、日本における目標6の達成度には「課題が残る(Challenges remain)」という評価を下したが、「深刻な課題がある」のではないだろうか。
ちなみに、巷でよく見かける水色のSDGsのアイコンには「安全な水とトイレを世界中に」と書かれているが、この目標の意味をとらえていない。
*持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(The UN Sustainable Development Solutions Network)
地方の回復・・・ゆっくりと

宮城県の白石市にある施設のトイレです。
使用ずみのトイレットペーパーが流せないのです。
もうすぐ1年になりますが、まだまだ町の汚水浄化施設が復活していません。仙台のY
宮城県白石市 2012年1月 撮影
夏ですもん、親水公園
震災をきっかけに来た福島はあったかくて、物事がゆっくり
進んでて、私の住む関西には無いものが見える。
そんな福島県の自然や福島に住む人に魅せられて何度も何度も
来てしまいます。
関西には無い時間の流れの中で21歳にして水遊びしてました(笑)
いつまでも私で居させてくれる福島は私の第二のふるさとです。
たまには親水公園でゆっくりしましょ♪五藤かおり
福島県福島市 阿武隈川河川敷 親水公園 2014年7月 撮影